三日坊主で終わっている大半の原因は、大元ではなくそれを実施するのに障害となっている小さな事だ。難易度の大小ではなく重要度の大小で言うところの小さな事のこと。本筋を進めようとせっかくのめりこもうとしたときに、それを妨げる障害が起きることが本質だったことに気付く。最近読んだ本「Atomic Habits」にある記述(詳細の記述は覚えていない)が目からうろこを落とした。よりよい人生を歩むために目標を立ててそれに向かって一目散に進んでいくことが良いように勝手に思い込んでいるが、そんな目標よりもそれを実施に移すための習慣の方が大切だということだ。行動をしているうちにそれを意味づける目標に知らず知らずに近づいていく。目標を知らなくても進んでいく。そんな感じだ。こんなことをやりたいといろいろ考えることは多いが、実施に移す段階で上記の「小さな事」に阻まれて行動自体を辞めてしまう。その時、そこを打破するのは「習慣」だ。しかもほんのちょっとしたものでよいのだ。今再開したランニングを数年前にも実施していたが、その時にも同じことに気が付いていたはずだ。ランニングというのは面白いもので、どんなにのろくても、一歩進めば進むか戻るかしている。長い道のりを進むにはこの一歩の積み重ねなんだと気づかされた。こんなことは様々な人が言っている話で、まさに今更の事だが、そのことがどれだけ重要なのかということは実感してみないとわからないのだ。「習慣」というのは無意識だが、無意識に至るまでが大切ということに改めて感じるにつけ、これから少し考え方を改めて、あまり壮大な目標はそこそこにして、ちょっとずつ楽しみを増やしていくようなそんな生活、仕事を進めていきたいと強く思う。
コメント